04_Excelの操作... 3

1.       Excelファイルを開くには... 3

つくり方(例@)... 3

つくり方(例A)... 3

2.       選択範囲を指定するには... 5

つくり方(例@)... 6

つくり方(例A)... 10

つくり方(例B)... 11

3.       シートを移動するには... 15

つくり方(例@)... 15

つくり方(例A)... 18

つくり方(例B)... 20

4.       セルを移動するには... 25

つくり方... 25

5.       Excelの値を取得するには... 28

つくり方(例@)... 29

つくり方(例A)... 29

6.       Excelシートのセルを範囲選択してCELFへコピーするには... 31

つくり方... 31

7.       Excelに値を入力するには... 32

つくり方... 32

8.       フィルタをかけるには... 34

つくり方... 34

9.       並び替えを行うには... 39

つくり方... 39

10.     Excelのデータを1行ずつ処理するには... 43

つくり方... 43

11.     ピボットテーブルを作成するには... 45

つくり方... 45

12.     ExcelのシートをCSV形式で出力するには... 54

つくり方... 54


 

Excelの操作

1.  Excelファイルを開くには

l  Excelファイルに限らず、ファイルを開くには、開くファイルを選択して「Enter」キーを押したり、マウスでダブルクリックします。

l  例として、アプリケーションを起動するアクションを使ったアプリ(例@)、キーボード操作アクションを使ったアプリ(例A)を作成します。

 

つくり方(例@)

 

1.1         アプリ起動で指定したExcelファイルを開く

 

l  「アプリケーションを起動する」アクションを使います。

l  「実行するアプリまたは開くファイル」で、開きたいExcelファイルのパスを入力します。

 

つくり方(例A)

 

1.1         ショートカットキーでファイル名を指定して実行を開く

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  「次のキーを同時に押す」の「WIN」をクリックし(@)
入力するキーとして、「R」キーを設定します。(A)

 

   ショートカットキー:「WIN」+「R
「ファイル名を指定して開く」ダイアログを表示します。

 

1.2         開きたいExcelファイルのパスを貼り付ける

 

l  「文字列を貼り付ける」アクションを使います。

l  「次の文字列を貼り付ける」で、開きたいExcelファイルのパスを入力します。

 

1.3         指定したファイルを開く

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

   Enterキー:決定、確定を行います。

 

2.  選択範囲を指定するには

l  Excelファイルで選択範囲を指定するには、「SHIFT」キーや「CTRL」キーを押しながら、矢印キーや「HOME」キー、「END」キーを押します。

l  例として、選択範囲を広げるショートカットキーを使ったアプリ(例@)、データの末尾まで選択するショートカットキーを使ったアプリ(例A)、Excelのジャンプ(セルの移動)機能を使うショートカットキーを使ったアプリ(例B)を作成します。

 

   サンプルでは、Excelファイルを開いたときに最初に選択されているセルから、選択範囲の指定を行っています。
別のセルから選択範囲を指定する場合は、そのセルを選択するアクションを追加してください。

 

つくり方(例@)

 

2.1         選択範囲を右方向に広げる

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「選択範囲を広げる(右)」を設定し、(@)
入力する回数を設定します。(A)

 

 

2.2         選択範囲を下方向に広げる

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「選択範囲を広げる(下)」を設定し、(@)
入力する回数を設定します。(A)

 

 

つくり方(例A)

 

2.1         データが入力されている最後のセルまで一括で選択する

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「データの末尾まで選択する」を設定します。

 

 

つくり方(例B)

 

2.1         選択したいセル範囲を指定する

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「ジャンプダイアログを開く」を設定します。

 

 

l  「文字列を貼り付ける」アクションを使います。

l  貼り付ける文字列として、「範囲の開始位置:範囲の終了位置」を設定します。
ここでは、A1からD3までのセルを範囲指定しています。

 

 

 

2.2         範囲選択を実行する

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

 

 

3.  シートを移動するには

l  Excelファイルでシートを移動するには、移動先のシートを直接マウスでクリックしたり、「CTRL」キーを押しながら「PageUp」キーや「PageDown」キーを押します。

l  例として、ショートカットキー操作を行うアクションを使ったアプリ(例@)、移動するシートをマウスでクリックするアプリ(例A)、「シートの選択」ダイアログを表示してシートを選択するアプリ(例B)を作成します。

 

つくり方(例@)

 

3.1         シートを右に移動する

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「右のシートに移動する」を設定します。(@)

l  移動させる回数を入力します。(A)

 

 

 

3.2         シートを左に移動する

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「左のシートに移動する」を設定します。(@)

l  移動させる回数を入力します。(A)

 

 

つくり方(例A)

 

3.1         移動したいシートをクリックする

l  「マウスの左ボタンを1回クリックする」アクションを使います。

l  操作対象の横にあるボタンをクリックし、クリックしたいシートの画像を取得します。

 

 

l  「スクリーンショットを取る」ボタンをクリックして(@)、移動したいシートの画像を取得します。(A)
その後、「設定」ボタンをクリックします。(B)

 

 

つくり方(例B)

 

3.1        「シートの選択」ダイアログを開く

 

l  「マウスの左ボタンを1回クリックする」アクションを使います。

l  クリックするボタンを「右ボタン」に変更し、(@)

操作対象の横にあるボタンをクリックして(A)、クリックしたいシートの画像を取得します。

 

 

l  「スクリーンショットを取る」ボタンをクリックして(@)、「シートの選択」ダイアログを開く画像を取得します。(A)
その後、「設定」ボタンをクリックします。(B)

 

3.2         移動したいシートを指定する

 

l  「画面項目を入力・操作する」アクションを使います。

l  構造解析(画面構造を解析して、画面上の項目へ直接操作を行うこと)を使用して移動したいシートを指定します。

 

   構造解析については、「ブラウザの操作 - 構造解析」をご覧ください。

 

3.2.1     操作対象の指定(構造解析)

 

l  操作対象の横にあるボタンをクリックし、(@)
「シートの選択」ダイアログにマウスを合わせてクリックします。(B)

 

   このとき、選択範囲が青枠で囲まれて、右上に「リスト」という文字が表示されていることを確認してください(A)

 

 

l  操作する画面項目が「[リスト]シート(A)」となっていることを確認し、(@)
設定をクリックします。(A)

 

3.2.2     選択した画面項目への設定

 

l  「次の値をセットする」で、移動したいシートの名前を指定します。

 

   先程取得した一覧から、ここで設定したものが選択されます。

 

3.3         シートの移動を実行する

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

 

4.  セルを移動するには

l  Excelでセルを移動するには、Excelが持つ機能を使って移動させることができます。

l  例として、Excelの移動を行なう機能を使ってセルを移動するアプリを作成します。

 

つくり方

 

4.1         移動したいセルを指定する

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「ジャンプダイアログを開く」を設定します。

 

 

l  文字列を貼り付けるアクションを使います。

l  貼り付ける文字列として、移動したいセルを設定します。

 

 

4.2         移動を実行する

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

 

5.  Excelの値を取得するには

l  Excelの値を取得するには、取得するセルの値をクリップボードにコピーし、CELFのシートに貼り付けます。

l  例として、Excelファイルのデータをセルにセットするアクションを使ったアプリ(例@)、キーボード操作アクションを使ったアプリ(例A)を作成します。

 

つくり方(例@)

 

5.1         Excelファイルから直接値を取得する。

 

l  Excelファイルのデータをセルにセットする」アクションを使います。

l  「指定パスを使用する」を選び、開くExcelファイルを指定し、(@)
値を取得するシートを指定します。(A)

l  セット先指定で、値を設定したいCELFのシートのセルを入力します。(B)

l  最後に、Excelファイルのどのセルの値を取得するかを指定します。(C)

 

つくり方(例A)

 

5.1         対象の値をコピーする

 

l  「クリップボードにコピーする」アクションを使います。

l  「現在選択している内容をコピーする」にチェックがついていることを確認します。

 

 

5.2         コピーした値を、指定したCELFのセルに貼り付ける

 

l  「クリップボードの内容を貼り付ける」アクションを使います。

l  CELFシートの指定したセルを起点に貼り付ける」を選択し、貼り付けたいCELFのセルを指定します。

 

6.  Excelシートのセルを範囲選択してCELFへコピーするには

l  Excelシートのセルを範囲選択してCELFへコピーするには、Excelファイルのデータをセルにセットするアクションを使うことで、簡単に行うことができます。

l  また、2.選択範囲を指定するには や、5.Excelの値を取得するには に書かれているように、キーを入力する操作を組み合わせて設定することもできます。

l  例として、Excelファイルのデータをセルにセットする」アクションを使ったアプリを作成します。

 

つくり方

 

6.1         Excelファイルから範囲指定して直接値を取得する。

 

l  設定値については、5.1 Excelファイルから直接値を取得するをご覧ください。

l  コピーしたいExcelシートのセルとして、範囲で指定します。

 

7.  Excelに値を入力するには

l  Excelに値を入力するには、入力したいセルを選択して、キーボードから入力したり、クリップボードにコピーされている内容を貼り付けます。

l  例として、文字列を貼り付けるアクションを使用したアプリを作成します。

 

つくり方

 

7.1         入力したい値をセルに貼り付ける

 

l  「文字列を貼り付ける」アクションを使います。

l  「次の文字列を貼り付ける」に、Excelシートのセルに入力したい文字を入力します。

 

 

8.  フィルタをかけるには

l  Excelにフィルタをかけるには、フィルタの設定が行われている列の先頭でALTキーと↓キーを入力します。

l  例として、Excelシート上の表にフィルタを設定し、文字でフィルタをかけるアプリを作成します。

 

つくり方

 

8.1         対象列のフィルタの設定画面を開く

 

l  Excelのショートカットキー操作を行う」アクションを使います。

l  入力するショートカットキーとして、「入力されている値のリストを表示する」を設定します。

 

 

8.2         フィルタ処理を実行する

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「E」キーを設定します。

 

   ショートカットキー:「E
フィルタの設定画面で入力すると
フィルタする文字の入力欄に移動します。

 

8.3         入力欄に、フィルタをかける文字を貼り付ける

 

l  「文字列を貼り付ける」アクションを使います。

l  「次の文字を貼り付ける」に、フィルタをかける文字を入力します。

 

 

 

8.4         フィルタをかける

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

 

9.  並び替えを行うには

l  Excelで並び替えを行うには、並び替えたい範囲を選択したあとに、ショートカットキーを使います。

l  例として、Excelにある表で、ショートカットキーを使って降順(ZA順)、昇順(AZ順)、に並び替えるアプリを作成します。

 

つくり方

 

 

9.1         降順に並び替えを行う

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「ALT」「A」「S」「D」キーを設定します。

 

   ショートカットキー:「ALT
Excel
で、メニュー操作モードに切り替わります。

   ショートカットキー:「A」「S」「D
「データ」タブで、「降順」ボタンをクリックします。
選択された範囲を、一番左の列の項目で降順に並び替えます。

 

 

9.2         昇順に並び替えを行う

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「ALT」「A」「S」「A」キーを設定します。

 

   ショートカットキー:「ALT
Excel
で、メニュー操作モードに切り替わります。

   ショートカットキー:「A」「S」「A
「データ」タブで、「昇順」ボタンをクリックします。
選択された範囲を、一番左の列の項目で昇順に並び替えます。

 

 

10.       Excelのデータを1行ずつ処理するには

l  Excelのデータを1行ずつ処理するには、処理するデータの1行目を選択し、繰り返しのアクションを使って処理をループさせます。

l  サンプルとして、処理対象となるデータをExcelから取り込んだあとに、値がある行の数だけ1行ずつ処理を行うアプリを作成します。

 

つくり方

 

 

10.1     対象の行に値がある場合は処理を繰り返す

 

l  「制御」タブの「もし○○を満たす間は繰り返す」アクションを使います。

l  繰り返す条件のところに
  =NOT(ISBLANK(INDIRECT("G" & G48)))
と入力します。

 

   =NOT(ISBLANK(INDIRECT("G" & G48))) について
こちらはExcelの関数になります。
この関数の説明は「
CELFRPAを作成するときのコツ ファイル一覧のデータをすべて処理する」をご覧ください。

 

11.       ピボットテーブルを作成するには

l  Excelでピボットテーブルを作成するには、ピボットテーブルにするデータを選択し、「挿入」タブの「ピボットテーブル」ボタンをクリックします。

l  例として、Excelシート上の表からピボットテーブルを作成し、データ集計の設定を行うアプリを作成します。

 

つくり方

 

11.1     ピボットテーブル作成画面を開く

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「ALT」「N」「V」キーを設定します。

 

   ショートカットキー:「ALT
Excel
で、メニュー操作モードに切り替わります。

   ショートカットキー:「N」「V
「挿入」タブで、「ピボットテーブル」ボタンをクリックします。
選択された範囲を、ピボットテーブルとして作成します。

 

 

 

 

11.2     ピボットテーブルを作成する

 

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Enter」キーを設定します。

 

 

 

11.3     作成したピボットテーブルのフィールドを設定する

 

l  「画面項目を入力・操作する」アクションを使います。

l  構造解析(画面構造を解析して、画面上の項目へ直接操作を行うこと)を使用して、ピボットテーブルのフィールドを設定します。

 

   構造解析については、「ブラウザの操作 - 構造解析」をご覧ください。

 

11.3.1        操作対象の設定(構造解析)

 

l  操作対象の横のボタン(@)をクリックします。

 

 

l  図のような「日付」「商品名」「数量」「金額」が表示されているところにマウスを移動させてクリックをします。

このとき、図のような青枠が表示されていること、「パネル」という文字が表示されていることを確認してからクリックしてください。

 

 

l  操作する画面項目が「領域(パネル)」(@)となっていることを確認して設定をクリックします(A)

 

11.3.2        選択した画面項目への設定

 

l  複数選択の指定の横にある「+」ボタンをクリックして(@)、チェック状態を指定する選択肢(A)を表示させます。

l  (A)の値入力欄に追加するフィールドを入力し、「チェックを入れる」をクリックします。

l  再び + をクリックし(@)、新たに表示された選択肢を設定します。図のような状態になるまで繰返します。

 

 

12.       ExcelのシートをCSV形式で出力するには

l  ExcelのシートをCSV形式で出力するには、シートを保存する際にファイルの種類を「CSV(コンマ区切り)」と選択して保存します。

l  例として、ExcelファイルをCSV形式に変換して保存するアプリを作成します。

 

つくり方

 

12.1     名前を付けて保存画面を開く

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、ALT」「F」「A」「C」「1」キーを設定します。

 

   ショートカットキー:「ALT

Excelで、メニュー操作モードに切り替わります。

   ショートカットキー:「F」「A」「C」「1」

名前を付けて保存」画面に移動します。

 

12.2     ファイルの選択式入力欄からCSV形式を選択する

 

l  「画面項目を入力・操作する」アクションを使います。

l  構造解析(画面構造を解析して、画面上の項目へ直接操作を行うこと)を使用して、保存するファイルの形式をCSV形式に選択します。

 

   構造解析については、「ブラウザの操作 - 構造解析」をご覧ください。

 

12.2.1         操作対象の設定(構造解析)

 

l  操作対象の横にあるボタン(@)をクリックします。

 

l  「名前を付けて保存」画面の、ファイルの種類を選択する部分にマウスを合わせてクリックをします。

このとき、図のような青枠が表示されていること、「選択式入力欄」という文字が表示されていることを確認してからクリックしてください。

 

l  操作する画面項目が「[選択式入力欄] ファイルの種類」(@)となっていることを確認して設定をクリックします(A)

 

12.2.2         選択した画面項目への設定

l  「次の値を選択する」に保存するファイルの形式を入力します。サンプルではCSV形式で保存するので、「CSV(カンマ区切り)」と入力します。

 

12.3     ファイル保存を実行

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  「次のキーを同時に押す」の「ALT」をクリックし(@)

入力するキーとして、「S」キーを設定します。(A)

 

   ショートカットキー:「ALT」+「S

保存ダイアログの「保存(S)」ボタンを押します。

 

12.4     保存確認画面で「はい」を選択する

l  「キーをタイプする」アクションを使います。

l  入力するキーとして、「Y」キーを設定します。

 

 

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