ロボットアクションで発生する可能性のあるエラー¶

「エラー情報を出力する」アクションでセルにセットされるロボットアクションのエラー情報には以下のようなものがあります

「FindFailed: 操作対象として指定された画像が画面上に見つかりませんでした。」

操作対象に指定された画像が画面上に見つからない場合に発生します。

指定した画像が画面に表示されていない場合、検索条件に指定する画像を変更するか、または、想定通りの画面が表示されるよう処理を修正してください。

指定した画像が画面に表示されていてもエラーが発生する場合、画像の検索範囲を指定しているかどうか確認してください。画像の検索範囲を指定している場合、適切な検索範囲に修正するか、または、「画面全体から検索する」を選択してください。

ヒント

エラー詳細画面でエラー発生時に検索していた画像を確認できます。
「InvalidParameter: ○○が正しくありません。」

数字を入力する欄の数式の結果が文字列になっている場合など、セルや数式が参照している値に間違いがある場合全般に発生します。

想定通りの値が設定されるよう処理を修正してください。
「InvlidTarget: ○○が見つかりません。」

アプリケーションやウィンドウを操作するアクションで対象となるウィンドウが見つからない場合等に発生します。

実行したとき参照先のセルに想定通りの値が設定されるよう処理を修正してください。
「OutOfScreenTarget: 操作対象が見つかりません。」

操作する位置の設定等によって画面外の位置を操作しようとした場合に発生します。

操作対象の座標が画面内に収まるように操作対象の表示位置を調整するか、または、処理を修正してください。

構造解析アクションでのみ発生する可能性のあるエラー¶

「ControlNotFound: 画面項目が見つかりませんでした。ウィンドウタイトルや画面の内部構造が変更されている可能性があります。」
指定された操作対象が実行時に見つからない場合に発生します。

操作対象が見つからない原因には以下のようなことが考えられます。
- 操作対象を選択したときと実行時でウィンドウのタイトルが異なる
- 操作対象を選択したときと実行時で画面の内部構造が異なる
特定の欄に値を入力することでウィンドウタイトルや画面の内部構造が変化するといった場合、処理の順番を入れ替えることで動作する場合があります。

回避が難しい場合は、「クリック」アクション等の構造解析を使用しないロボットアクションで操作してください。
「AreaNotFound: 画面項目が見つかりませんでした。ウィンドウタイトルや画面の内部構造が変更されている可能性があります。」

上記の ControlNotFound と同様に、領域に対する選択肢の一括設定で、指定された画面領域が見つからない場合に発生します。
「OptionNotFound: 指定された選択肢が見つかりませんでした。選択肢の指定に誤りがあるか、画面の内部構造が変更されている可能性があります。」

選択式入力欄やリストの値を選択する際に指定された選択肢が見つからない場合に発生します。

選択する値の指定や、実行時のリストの内容が想定通りになっているかどうかを確認してください。
「UnsupportedControl: 指定された画面項目は構造解析による操作に対応していない可能性があります。」

CELF RPA が要求した操作に画面項目が対応していない場合に発生します。「クリック」アクション等の構造解析を使用しないロボットアクションで操作してください。
「UIControlSystemError: システムエラーが発生しました。」

操作対象アプリケーションが構造解析機能に対応していない、または、CELF RPA で何らかの問題が発生している可能性があります。

「クリック」アクション等の構造解析を使用しないロボットアクションで操作してください。