ユーザーが入力した数式をデータベースに保存する¶
ユーザーがセルに入力した値をデータベースに保存するには、データ登録アクション等で対象のセルを指定して保存します。
ただ、セルに数式が入力されている場合、セル指定をして登録すると数式の評価結果の値が保存され、数式は保存されません。
ここでは、数式をデータベースに保存する方法を説明します。
ユーザーが入力した数式を表示する¶
ユーザーが入力した数式を表示するには FORMULATEXT 関数を使用します。
FORMULATEXT 関数の引数にセルを指定すると、セルに入力された数式が表示されます。
ユーザーが入力した数式、および、値を表示する¶
FORMULATEXT 関数を使用すると、指定されたセルに入力された数式を表示できますが、
セルに数式ではなく値が入力されていた場合、エラーが表示されます。
数式と値のどちらが入力された場合もエラーなく表示するには、ISFORMULA 関数と FORMULATEXT 関数を組み合わせて以下のように使用します。
ISFORMULA 関数は、引数に指定したセルに数式が入力されている場合のみ true を返します。
そのため、上記のように使用することで、数式が入力されている場合は数式が、それ以外の場合は値が表示されます。
サンプルアプリを作成する¶
サンプルアプリを使ってユーザーが入力した数式をデータベースに保存する方法を説明します。
データを入力するためのシートを作成する¶
まずは以下のようなシートを作成します。
このシートでは、登録ボタン押下時に一覧に入力された情報をテーブルに保存します。
また、「売上予測」の列のみユーザーが入力できるように設定しておきます。
参考
一部のセルのみ入力を許可する方法については 公開時にセルの入力を許可する を参照してください。
入力した数式、および、値を表示するための列を用意する¶
「売上予測」に入力した数式を表示するため、「売上予測の入力値」を以下の通り用意します。
「売上予測の入力値」では、FORMULATEXT 関数と ISFORMULA 関数を使用して、「売上予測」に入力された数式や値を表示するようにします。
登録を行うアクションセットを作成する¶
登録ボタン押下時の処理として、一覧の情報を全てデータベースに登録するアクションセットを以下の通り作成します。
登録先のテーブルには、「売上予測」および「売上予測の入力値」を保存するカラムを用意します。