取得したデータを隠しシートに保持して別シートから参照する¶
CELF では、操作中とは別のシートにおけるセルの情報を参照したり、別のシートのアクションセットを呼び出したりすることができます。
ここでは、サンプルアプリを作成しながら別シートの参照方法を説明します。
サンプルアプリでは、2つのシート「結果表示シート」と「隠し集計シート」を用意し、「結果表示シート」にて入力された情報をもとに、「隠し集計シート」にてデータ取得と集計を行い、その集計結果を「結果表示シート」にて表示します。
「隠し集計シート」を作成する¶
- 「隠し集計シート」を作成します。
- 「ダミー売上データ」テーブルからデータを取得するアクションセット「売上データ取得」を作成します。
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「ダミー売上データ」テーブルから、指定した「販売店コード」が一致するデータを取得し、取得したデータの「商品名」「単価」「個数」を表示しています。
- 「更新」ボタンに、作成したアクションセットを割り当てます。
「結果表示シート」を作成する¶
- 「結果表示シート」を作成します。
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- [1] 販売店コード
- 検索条件となる販売店コードを指定します。
- [2] 売上総計
- 「隠し集計シート」における「総合計」の値を表示します。
- アクションセットを新規作成し、「アクションセット設定」ダイアログを開きます。
- 「結果表示シート」から「隠し集計シート」へ「販売店コード」セルの値をコピーするため、次の通り「シートのセルに値をセットする」アクションを設定します。
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- [1] シート
- 値の設定先セルがあるシートを指定します。
- [2] 設定先セル
- 値の設定先となるセルを指定します。値の設定先シートである「隠し集計シート」内のセルを指定します。
- [3] 取得元セル
- 値の取得元となるセルを指定します。現在作業中の「結果表示シート」におけるセルを指定します。
ちなみに
「シートのセルに値をセットする」アクションでは、別のシートのセルに値をセットすることができます。
- 「隠し集計シート」のアクションセット「売上データ取得」を実行するため、次の通りアクションを配置します。
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- [1] シート
- 呼び出すアクションセットが存在するシートを指定します。
- [2] アクションセット
- 呼び出すアクションセットを指定します。
ちなみに
「シートのアクションを実行する」アクションでは、別シートに定義されているアクションセットを実行することができます。
- 「隠し集計シート」の「総合計」セルから、「結果表示シート」の「総売上計」セルへ値をコピーするため、次の通りアクションセットを設定します。
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- [1] 設定先セル
- 値の設定先となるセルを指定します。現在作業中の「結果表示シート」におけるセル(「総売上計」)を指定します。
- [2] 取得元セル
- 値の取得元となるセルを指定します。「隠し集計シート」における取得元セル(「総合計」)を指定します。
ちなみに
「シート名!セル番号」 の形式で指定すると、別シートのセルの値を取得することができます。
- 「更新」ボタンに、作成したアクションセットを割り当てます。
別シートのデータを参照する¶
- 「結果表示シート」にて、「販売店コード」を入力します。
- 「更新」ボタンをクリックします。
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「売上総計」に、「ダミー売上データ」テーブルにおける売上データの合計が表示されました。
参考
※動画内の画面は最新バージョンの CELF とは異なる場合があります。
※動画に音声はついていません。