「御見積書」シートを修正する¶
「御見積書」シートの修正手順について説明します。
注意
バージョン 3.6.1 以前で作成したアプリの修正手順については、「御見積書」シートを修正する を参照してください。
シートレイアウトの設定¶
ワークフローアクションで一時的な値を入力するため、列を増やします。
「御見積書」シートをダブルクリックで開きます。
シート設定アイコンをクリックします。
シート列数を 1 増やして「40」にします。シートに AN 列が新しく追加されます。
追加したAN 列を非表示にします。AN列を選択し、右クリックメニューで非表示を選びます。
ワークフロー関連ボタンの配置¶
ワークフロー関連のボタンを配置します。
これらのボタンは、後ほどアクションで表示/非表示を切り替えます。
「御見積書」シートをダブルクリックで開きます。
下図の位置にボタンを追加します。
既存のボタンからコピーで作成する場合は、ボタンID(=BUTTON 関数の第2引数)がシート内で重複しないように変更してください。
アクションの修正¶
保存ボタンの設定(1)
保存時に回付を開始するようにします。
- アクションセット設定をクリックします。
- 開いたダイアログで「保存-後処理」アクションセットをダブルクリックします。
- 「回付データ[]の以下データの回付を始める」アクションをドロップします。
- 回付データ選択ボタンをクリックして、「御見積書」を選択します。
- データ指定セルで「=ヘッダーID」を入力します。
ヒント
「ヘッダーID」は「名前管理」で定義済みのセルを参照しています。
- 「発行されたワークフロー番号を次のセルにセットする」にチェックを入れ、AN1セルを選択します。以降のワークフローアクションの「ワークフロー番号」指定では、このセルを利用します。
ヒント
AN 列は上記「シートレイアウトの設定」で追加した列です。
「登録済みの場合はエラーとする」のチェックを外します。3 から 6 の対応でアクションは以下のようになります。
「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
保存ボタンの設定(2)
回付済みのデータは更新できないようにします。
- アクションセット設定をクリックし、「保存-前処理」アクションセットを開きます。
- 「保存-前処理」アクションセットに下図のようにアクションをドロップします。
「もし[]ならば」アクションには、=AND(NOT(ISBLANK(ヘッダーID)),コピー登録<>"true") と入力します。
これにより、既存データの時のみ回付ステータスをチェックできます。
- 2の次の「回付データ[]の以下データの回付を始める」アクションは、上記「保存ボタンの設定(1)」と同様に入力します。
- 3の次の「以下の回付データの回付ステータスを表示する」アクションには、図の通りに入力します。
(AN1セルのワークフロー番号に対応する回付データのステータスをAN2セルに出力しています。)
- 4 のアクションの次には「制御」タブから次の3つのアクションをドロップし入力します。
「もし[]ならば」アクションには、=AND(NOT(ISBLANK(AN2)), AN2<>"新規") と入力しています。
これにより、回付ステータスが「新規」でない場合は、メッセージを表示して終了するようになります。
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- 「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
回付実行ボタンの設定
回付処理(申請、承認など)を実行できるようにします。
シート上の「回付実行」ボタンをクリックします。
「アクションの定義」ダイアログで「新規アクションセット」ボタンをクリックし、"回付実行"と入力し「OK」ボタンをクリックします。
「以下の回付データに対して回付処理を実行する」アクションをドロップし、次のように入力します。
ヒント
AN1はワークフロー番号が入力されたセルのアドレスです。
- 「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
- 「アクションセットの選択」ダイアログで、「回付実施」行が選択されていることを確認して「選択」ボタンをクリックします。
状況照会ボタンの設定
回付の状況を確認する画面を表示できるようにします。
シート上の「状況照会」ボタンをクリックします。
「アクションの定義」ダイアログで「新規アクションセット」ボタンをクリックし、"状況照会"と入力し「OK」ボタンをクリックします。
「以下の回付データの回付状況を表示する」アクションをドロップし、次のように入力します。
ヒント
AN1はワークフロー番号が入力されたセルのアドレスです。
- 「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
- 「アクションセットの選択」ダイアログで、「状況照会」行が選択されていることを確認して「選択」ボタンをクリックします。
回付履歴ボタンの設定
回付の履歴を確認する画面を表示できるようにします。
シート上の「回付履歴」ボタンをクリックします。
「アクションの定義」ダイアログで「新規アクションセット」ボタンをクリックし、"回付履歴"と入力し「OK」ボタンをクリックします。
「以下の回付データの回付履歴を表示する」アクションをドロップし、次のように入力します。
ヒント
AN1はワークフロー番号が入力されたセルのアドレスです。
- 「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
- 「アクションセットの選択」ダイアログで、「回付履歴」行が選択されていることを確認して「選択」ボタンをクリックします。
コメントボタンの設定
コメントを参照、登録する画面を表示できるようにします。
シート上の「コメント」ボタンをクリックします。
「アクションの定義」ダイアログで「新規アクションセット」ボタンをクリックし、"コメント"と入力し「OK」ボタンをクリックします。
「以下の回付データのコメント画面を表示する」アクションをドロップし、次のように入力します。
ヒント
AN1はワークフロー番号が入力されたセルのアドレスです。
- 「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
- 「アクションセットの選択」ダイアログで、「コメント」行が選択されていることを確認して「選択」ボタンをクリックします。
初期表示アクションセットの設定
画面の初期表示時に、状態に応じてボタンを表示/非表示するようにします。
アクションセット設定アイコンをクリックします。
開いたダイアログで「初期表示-前処理」アクションセットをダブルクリックします。
「初期表示-前処理」アクションセットの先頭に以下のようにアクションを配置します。
「もし[]ならば」アクションの =ISBLANK(AN1) でワークフロー番号の有無を判定し、次のようにボタンの制御をしています。
- ワークフロー番号がない場合 … AA13:AD15 の値をクリア、書式を標準に設定
- 「回付実行」「状況照会」「回付履歴」「コメント」ボタンを非表示にしています
- ワークフロー番号がある場合 … U15:U17 の値をクリア、書式を標準に設定
- 「保存」ボタンを非表示にしています
- ワークフロー番号がない場合 … AA13:AD15 の値をクリア、書式を標準に設定
「アクションセット設定」ダイアログの「OK」ボタンをクリックします。
「アクションセットの選択」ダイアログで「OK」ボタンをクリックします。