アプリのシート単位にアクセス権限を設定する¶
公開するCELFアプリのシート(画面)に対して、ユーザーごとにアクセス権限を設定することができます。
アクセス権限を設定することで、管理者だけが利用するマスタ画面などを他のユーザが使えないようにアクセスを制限し、セキュリティを強化できます。
参考
グループの作成方法については グループを登録する を参照してください。
シート(画面)を特定のグループのみ利用できるようにする¶
1.CELF に ログイン し、「管理ボタン」をクリックして管理画面を開きます。
2.シート(画面)のアクセス権限を設定し行いたいアプリをダブルクリックします。

3.シートの中から、メニュー画面を選んでダブルクリックします。ここでは、「契約管理台帳_メニュー」シートになります。

4.シートが開いたら、右上の「アクションセット設定」をクリックします。

5.アクセス権限を設定したいシート(画面)を表示するアクションをダブルクリックします。
表示されたアクション設定画面で「特定のグループに所属していないユーザにはこの画面を利用できないようにする」という制限を追加していきます。

- 画面左上の黄色いタブ「制御」の「条件を判定する」アクションを左から右の画面にドラッグ&ドロップします。
※左画面にある「条件を判定する」アクションをクリックしたまま、右画面にもってきてクリックを離します。

7.「もし□□ならば」の部分に計算式 =USER.INGROUP("[グループID]") を入力します。グループ名にはシート(画面)を見せてよいグループIDを入力します。
ここでは「user1」と入力しているので、user1グループに所属している人はこのシート(画面)を開くことができ、所属していない人はシート(画面)が開けなくなります。

- 元々あった青色の「シートを新規ウィンドウで表示する」アクションを、「条件を判定する」アクションのすぐ下部分に移動させます。
クリックしたまま動かすことで好きな部分に移動させることができます。移動先が決まったらクリックを離してください。

- 次は権限のないグループの人がシート(画面)を開こうとした時に表示するエラーメッセージを追加します。
画面左上の黄色いタブ「制御」の「メッセージをポップアップで表示する」アクションを、「条件を判定する」アクションの下段にドラッグ&ドロップで移動させます。

- 「メッセージをポップアップで表示する」アクションに "このシートを閲覧する権限がありません" を入力します。
※メッセージは好きな内容に変更できます。

- 設定が終わったら右下の「OK」ボタンをクリックして、設定した内容をアプリに反映させます。

- アプリを 公開 してメニュー画面を開き、先ほどアクセス権限を入れたシート(画面)をクリックしてみます。

- アクセス権限のないグループに所属しているユーザの場合、エラーメッセージが出てこのシート(画面)を開くことができなくなります。

ちなみに
ここの説明では、「特定のグループに所属するユーザに表示する」という条件を追加しました。
「条件を判定する」アクションの上段と下段の内容を入れ替えることで、「特定のグループに所属するユーザに表示しない」と設定することができます。