CSVファイルを加工して別CSVファイルとして出力する¶
アクションを使用して、指定したCSVファイルに様々な加工を行い、別のCSVファイルとして出力することができます。
利用には以下の設定が必要です。
- 入力CSVファイルの定義を設定する
- 入力CSVファイルを指定する
- 入力CSVファイルに各種条件を設定する
- 出力CSVファイルの列を定義する
- 出力CSVファイル列の加工設定を行う
- 出力CSVファイル自体の各種設定(出力パス、タイトル有無など)を行う
事前準備 : アクション設定¶
まず、下記の通りアクションを配置します。
- 「アクションセット設定」ダイアログを開きます。
- 「ファイル操作」タブから「CSVファイルを読み取り、データ変換して保存する」アクションをドラッグし、エディットエリアに設定します。
1. 入力CSVファイルの定義を設定する¶
「ファイル定義」とは、読み込むCSVファイルの内容や情報を定義したものです。
具体的には下記があります。
- ファイル定義名
- タイトル行の有無
- 文字コード
- 各列のタイトル
入力するCSVファイルに対して、このファイル定義を登録する必要があります。
- 「ファイル定義設定」ボタンをクリックします。
- 「CSVファイル定義設定」ダイアログにて、「+登録」ボタンをクリックします。
- ファイル選択ダイアログにて、CSVファイルを選択します。
注意
一度に読み込めるファイルの容量は200MBまでです。
- 選択したCSVファイルの内容から、ファイル定義が自動生成されます。
- 定義内容を確認し、必要に応じて修正します。
- [1] ファイル定義名
ファイル定義の名前です。初期設定時にはCSVファイル名が設定されています。
注意
- 数字のみの名前は指定できません。
- 以下は使用できません。
- 半角スペース
- 半角記号 ! " # % & ' ( ) * + , - . / : ; < = > ? @ [ ] ^ ` { | } ~
- [2] タイトル行の有無
タイトルの無いCSVファイルを扱う場合には、チェックを外します。
ちなみに
初期設定時にはチェックが付いています。
- [3] 文字コード
入力ファイルの文字コードです。
ちなみに
「ファイルの文字コード」では、以下のいずれかから選択することができます。
- Shift-JIS
- UTF-8
- EUC-JP
- [4] 列の定義
CSVファイル内にある列を定義します。
ちなみに
初期設定時にはCSVファイルデータの1行目から取得した値が表示されます。
2. 入力CSVファイルを指定する¶
入力するCSVファイルのパスを指定します。
- 「ファイル選択」ボタンをクリックします。
- ファイル選択ダイアログにて、設定したファイル定義と同じ形式のCSVファイルを選択します。
ちなみに
CSVファイルのパスをセルにセットしておき、「CSVファイルパス」にそのセルを設定することもできます。
- それぞれのファイル定義にて、必要な数だけCSVファイルを指定します。
ちなみに
「+」をクリックすると、各ファイル定義の入力箇所が増えます。
3. 入力CSVファイルに各種条件を設定する¶
必要に応じて、入力CSVファイルから読み取ったデータをどのように扱うかの各種条件を設定します。
- [1] 結合条件
ファイル定義それぞれを1つのテーブルに見立てて、結合するための条件です。
参考
結合条件の指定方法については、複数テーブルを結合して表示する > 結合条件部から結合条件を指定する の 6. 以降 を参照してください。
注意
ファイル定義が1つの場合は設定できません。
- [2] フィルタリング条件
入力CSVファイルデータのうち、出力対象をフィルタリングする条件です。
参考
検索条件の指定方法については、テーブルからデータを1件取得する > 検索条件を指定する を参照してください。
- [3] ソート条件
入力CSVファイルデータをソートする条件です。
参考
ソート条件の指定方法については、テーブルからデータを複数件取得する > ソート条件を指定する を参照してください。
ちなみに
複数のファイル定義が設定されている場合、結合条件によって作られた表を1つの表(テーブル)として扱います。
- [4] 重複行削除
- 全てのデータが同じ行を削除する場合にはチェックを付けます。
4. 出力CSVファイルの列を定義する¶
ファイル定義を元に生成された出力CSVファイルの列を確認し、出力したい形式に編集します。
- 「データ加工設定」ボタンをクリックし、「加工設定」ダイアログを開きます。
- 設定内容を確認し、必要に応じて下記の設定を行います。
初期状態では、設定した入力ファイル定義の全列が出力列に設定されています。
- [1] 列の追加
ファイル定義の列・固定値・連番のいずれかを選択し、出力列として追加します。
[2] 列の分割
列を任意の位置で分割し、2つの出力列として設定します。
設定後の出力列は、下記のように表示されます。
[3] 列の結合
複数の列を選択し、結合することができます。
設定後の出力列は、下記のように表示されます。結合対象となった列は、結合列に統合されるため削除されます。
ちなみに
結合前の列を別途出力したい場合には、「列の追加」から新たに追加してください。
- [4] 列の順序入替
- 「↓」または「↑」ボタンをクリックすると、対象列が移動します。
- [5] 列のタイトル
タイトルありの設定で出力した際、出力CSVの1行目に出力されるタイトルです。
ちなみに
初期設定時にはファイル定義で設定した列名が表示されています。
- [6] 列の削除
- ゴミ箱アイコンをクリックすると、対象列が削除されます。
5. 出力CSVファイル列の加工設定を行う¶
- 「データ加工設定」ボタンをクリックし、「加工設定」ダイアログを開きます。
- 「加工」タブで設定を行います。基本操作は下記の通りです。
- [1] 加工処理選択
- プルダウンから追加したい加工処理を選択します。
- [2] 加工処理追加
- [1] で選択している加工処理が、下部にある加工処理一覧の末尾に追加されます。
- [3] 加工処理削除
- 加工処理一覧で選択している加工処理を削除します。
- [4] 処理位置変更
- 加工処理一覧で選択している加工処理の位置を変更します。
- 各加工処理の詳細は下記ページを参照してください。
- 「出力形式」タブで出力するフォーマットを設定する。
6. 出力CSVファイル自体の各種設定(出力パス、タイトル有無など)を行う¶
- 下記のとおり、出力CSVファイルの各種設定を行います。
- [1] 出力パス指定
出力先のファイルパスを設定します。
ちなみに
CSVファイルのパスをセルにセットしておき、「CSVファイルパス」にそのセルを設定することもできます。
- [2] タイトル出力有無
タイトルを出力する場合にはチェックを付けます。
ちなみに
タイトル出力ありにした場合、4. 2. [5]で設定したタイトルが出力されます。
- [3] 文字コード
出力CSVファイルの文字コードです。
ちなみに
「ファイルの文字コード」では以下のいずれかから選択することができます。
- Shift-JIS
- UTF-8
- EUC-JP
関連キーワード¶
読込、出力、形式、カンマ、区切り、文字コード