データ更新を一括実行する

CELF でデータを登録・更新・削除を行うアクションを設定すると、実行されるアクションの数だけデータベースへの処理が発生するため、
その数が多ければ多いほどパフォーマンスに影響が出てしまう可能性があります。
その場合、データ更新系アクションをまとめて実行することでパフォーマンスの劣化を避けることができます。ここではその方法を説明します。

データ更新を一括実行する

  1. 「アクションセット設定」ダイアログを開きます。
  2. 「制御」タブから「データ更新を一括実行する」アクションをドラッグし、エディットエリアに配置します。
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  1. まとめて実行したいデータ更新系アクションを、「データ更新を一括実行する」アクションのブロック内に配置します。
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注意

ブロック内でデータ更新系アクションの後にデータ取得アクションを配置しても、取得される値は「データ更新を一括実行する」アクション開始前の値になります。
更新後の値を取得したい場合は、「データ更新を一括実行する」アクションの後にデータ取得アクションを配置してください。
  1. アクションセットを保存します。

注意

アクションセット実行時、データ更新系アクション以外のアクションについては随時実行され、ブロック内でエラーが発生しなかった場合、最後にデータ更新系アクションをまとめて実行します。
実行中にエラーが発生した場合は、データ更新系アクションはすべて実行されません。

ちなみに

データの整合性を保つためにもこのアクションを利用することができます。

更新処理は「関連する一連の作業」(トランザクション)として制御されます。
そのため、更新処理の途中でエラーが発生した場合、すべての更新処理が破棄(ロールバック)され、更新前の状態に戻ります。エラーが発生しなかった場合、すべての更新処理が確定(コミット)されます。

関連キーワード

単位、要求、コミット、ロールバック